●おっぱい <断乳>
断乳はいつ頃?どのようにして?
子供にとっても、母親にとっても母乳にまさるものなし。「断乳」とは母と子が育つ、大切な取り組みです。「断」という言葉が現しているように、親が意識しないと出来ないことです。
目安は、二本足歩行が確立し、食べることが好きで、よく食べるようになった時期とします。そして、風邪をひきにくい健康状態が安定したときを選ぶと良いでしょう。
ミルクの場合は、比較的、食のリズムが良く出来上がります(消化の関係で、3時間半〜4時間の間を空けてミルクを飲んでいるからです)。だから、10ヶ月〜12ヶ月くらいに哺乳瓶とサヨナラすると比較的簡単です。
母乳の場合は、母乳が好きで、食がすすまないこともあったりします。食べることを好きにしていくことが何よりも大切。食事を大人がとてもおいしそうに「豊かに」食べる。その中に子供がいて食べたがる。そんな日常が大切です。
そして、「ここでやめよう」と、まず母親が自覚し、子供に伝え、取り組んでいきます。たとえ失敗しても大丈夫。失敗は次へと結びつきます。断乳できた後は、あんなに悩んでいたのがウソのように母も子もさわやかです。
卒乳は子供が「もういらない」として飲まなくなることをいいます。食事が好きになって、10ヶ月くらいから全く口にしない子もいますし、1歳半を過ぎて母乳に執着してなかなかチャンスがないこともあります。いずれにしても、母と子の取り組みになりますので、様々なあり方をします。「よしここで!!」とまずはお母さんが心を決めることから、はじまることのように感じます。